女性が便秘になりやすいのには理由があった 美腸をつくる3箇条
こんにちは、かおりです♡
女性に多い便秘。
日本人女性のなんと半数以上に便秘の症状がみられると言われています。
女性の便秘のトラブルのNo.1は『痔』。
また、便秘は、糖尿病、動脈硬化、大腸がんなどとの関係性も指摘されています。
【目次】
突然ですが、あなたはこのような症状はありませんか?
●腹痛・おなかが張る
●肌荒れ・ニキビ・吹き出物が出る
●口臭・ゲップが臭い
●だるさ・疲労感
●胃もたれ
●太りやすい
●イライラ
●ストレスが溜まる
●頭痛
●肩こり・腰痛
●不眠
●便が残っている感じがする(残便感)
今挙げた症状は、体に次のような事が起こっているのが原因です。
①腸内に悪玉菌が増えている
②自律神経が乱れている
③血流が悪くなっている
それぞれについて、説明していきますね。
①腸内に悪玉菌が増えている
便秘は、腸内に便が長期間溜まっている状態。
その便ががエサとなって、悪玉菌が増殖してしまいます。
そして増殖した悪玉菌は、お腹の張りやクサイおならの原因となる、『ニオイの強いガス』を発生させるのです。
また、悪玉菌が増えると有害物質がたまりやすくなります。
そのため肌荒れや肩こり、頭痛が起きることもあります。
②自律神経が乱れている
自律神経の乱れは便秘の原因になりますが、便秘をしていることがストレスになったり、腸内環境が悪化したりして自律神経のバランスが崩れます。
私たちの体内にある無数の神経の中のひとつで、主に循環器、消化器、呼吸器など内臓の働きを調整してくれています。
手や足などの筋肉を動かす運動神経とは違って、自分の意思でコントロールすることが難しい神経です。
自律神経には『交感神経』と『副交感神経』2種類があります。
この2つの神経は、どちらか一方が活動すると、もう一方は休憩するといった感じで、うまくバランスを取りながら働いてくれていて、その働きのおかげで、私たちの健康は保たれています。
『交感神経』
主に日中に活動し、心と体の状態を活発にする(興奮・覚醒・緊張)
『副交感神経』
主に夜間に活動し、心と体を休ませる(リラックス)
自律神経が乱れると「全身のだるさや頭痛、肩こりなど、なんとなく体調が悪い」「いつもイライラしている」「夜、眠れない」「不安感がある」といった症状が現れます。
便秘を解消すると、こうした症状も連動して改善することがあります。
③血流が悪くなっている
腹部の血液の流れが悪くなると、腸に十分な栄養が行き渡らなくなり、腸の働きが低下してしまいます。
とくに女性の場合は、腹部に子宮や卵巣があり、これらの臓器に乱れが生じると、腹部で血行不良を起こしやすくもなります。
また、血液の流れがスムーズで血液がサラサラであれば、栄養は全身に届けられます。
しかし腸内環境が悪いと血液もドロドロになり、血流が悪化して十分な栄養が全身に行き渡らなくなり、腸の働きが低下してしまいます。
栄養がいきわたらないと全身の活動が低下、代謝も悪くなり太りやすくなる原因に。
では、なぜ男性に比べ、女性が便秘になりやすいのでしょうか?
ここからはその理由を知り、そのうえで腸内環境を整える『美腸の作り方』をご紹介していきます!
なぜ女性は便秘になりやすい⁉
男性に比べ、女性が便秘になりやすい主な理由は以下の4つです。
①女性ホルモンの作用
②筋力不足
③間違ったダイエット
④精神的な理由
それぞれについてご説明していきます。
①女性ホルモンの作用
女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン(プロゲステロン)」は受精卵を着床させやすくし、妊娠できる状態を維持する働きがあります。
黄体ホルモンの分泌量が増えると胎児のための栄養など、さまざまなものを体内にため込みやすくします。
その働きから、水分や塩分もため込むように指示を出します。
その結果、大腸の腸壁から便の水分が吸収されて便が硬くなり、便秘につながります。
黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量の増える排卵日から生理前にかけて。
その期間は特に便秘になりやすくなるのです。
②筋力不足
女性は男性に比べて、一般的に腹筋が弱いです。
腹筋は便を外に押し出すのに必要な筋肉。
その力が弱いと、便秘になりやすくなります。
③間違ったダイエット
便秘を招く、間違ったダイエットとは以下の3つです。
(1)食事量を極端に減らすダイエット
(2)油分の摂取量を抑えるダイエット
(3)ストレスが溜まるダイエット
(1) 食事量を極端に減らすダイエット
単純に出すものが減るというのもありますが。それだけではなく、必要な栄養素が十分に摂れなくなることで便秘になりやすくなります。
(2) 油分の摂取量を抑えるダイエット
脂質の元となる油は、便が腸を通る際の潤滑油になります。
潤滑油となる油文を極端に減らすと、便が出にくくなってしまうのです
(3) ストレスが溜まるダイエット
食べることを我慢したり、体重がなかなか減らない時など、ダイエット自体がストレスになる場合があります。
ストレスが蓄積すると消化器官の働きが低下し、便秘になりやすくなります。
④精神的な理由
女性に多いのが『人前での恥ずかしさのため、トイレを我慢してしまう』ということ。
あなたもそんな経験はありませんか?
また、旅行など環境の変化によるストレスの影響も受けやすいのです。
ここまで、男性に比べて女性が便秘になりやすい主な理由をご紹介してきました。
ここからは腸内環境を整えて、便秘改善の為の『美腸』をつくる方法をご紹介していきます!
美腸をつくる3箇条
便秘が続いて便が腸内に長くとどまると、体と心に様々な症状が出てきます。
腸内環境を整えて、便秘改善の為の『美腸』をつくりましょう!
美腸をつくるのに大切なのは以下の3つです。
①和食中心の食事を心がける
②簡単な運動を習慣にする
③自律神経を整える
それぞれについて詳しく説明していきますね!
①和食中心の食事を心がける
人間の腸の中には約1000兆と言われる細菌が棲んでいます。
この腸内細菌の中には、『悪玉菌』や『善玉菌』などがありますが、腸内環境を整えるためには善玉菌が欠かせません。
この善玉菌が非常に豊富なのが、納豆や味噌、漬物、ヨーグルトなどの発酵食品!
発酵食品を積極的に食べることで、腸内で善玉菌を増やすことができるのです✨
さらに、発酵食品に含まれる『乳酸菌』は、食物繊維と似た働きをする『多糖成分』を作りだします。
この『多糖成分』が実はとっても有難い存在♡
なんと、余分な糖質や脂質などの吸収を妨げる効果があるんです!
もし食べ過ぎてしまった時でも、余分な糖質や脂肪を吸収せずに、体外に排出させる働きをサポートしてくれます。
それだけではありませんよ😊
腸内環境が整えば、腸が本来の動きを取り戻し、代謝アップにもつながります!
私は40歳を過ぎた頃から、とにかく太りやすく、そして全然痩せられなくなりました。
ダイエットしても、すぐにリバウンド…😢
その頃から、1日3回きちんと食べて、和食を中心の内容に変えてみたんです。
すると、1か月で2kg痩せたんです!
それまで、全然痩せられなかったのに😲
これは和食に多く使われる、味噌や塩こうじなど『発酵食品』が腸内環境を整えてくれた効果だと信じています。
最近の研究で、腸内環境と肥満は密接に関係していることがわかってきています。
腸内環境が良い人は脂肪の吸収を抑えてくれる『痩せ菌』が多く、腸内環境が悪い人は脂肪を溜め込む菌が多い、と言われています。
また、発酵食品を積極的に摂って腸がキレイになると、幸せのホルモンであるセロトニンや、やる気ホルモンのドーパミンが分泌されます。
ということは、前向きな気分でダイエットを継続することもできますよね✨
発酵食ダイエットについては、こちらで詳しく紹介しています😊
②簡単な運動を習慣にする
腸内環境を整え、美腸をつくるうえで食べ物に気をつけるだけでは不十分。
大切なのは『生活習慣』です。
それは主に、以下の3つが挙げられます。
(1)1日3食きちんと食べる
(2)適度な運動
(3)質の高い睡眠
しかし、食事に注意したり、よく寝て腸内環境を改善したとしても、腸自体がしっかり『蠕動(ぜんどう)運動』をしてくれないことには、便秘の改善や美容やダイエットへの効果は出にくくなります。
『蠕動(ぜんどう)運動』とは、消化した食べ物を、腸が伸びたり縮んだりをくり返して腸内を移動させ、体外へ排出させる動きです。
1秒間に1cmのスピードで食べ物を動かしています。
腸の蠕動(ぜんどう)運動を促す為には、適度な運動が必要不可欠です。
身体を動かして身体の外側からも腸に刺激を与え、腸を活発に動かすことが腸内環境を整えることが重要なのです。
蠕動運動が活発であれば便通はスムーズになります。
老廃物や毒素を排出する働きが促進されることで、美肌効果や免疫力のアップ、アレルギーの緩和も期待できますよ✨
反対に蠕動運動が低下すると便秘や下痢になったり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
美容においても肌荒れなどの症状があらわれます。
ウォーキングや、自宅でできるヨガやストレッチなど、軽い運動でも毎日続けていくことで腸内環境は整います。
食事に加え、適度な運動をすることでも腸内を整え、健康な身体とキレイな肌をつくりましょう✨
しなやかな体を作る毎日の9分間ストレッチ【柔軟性を高めて代謝UP】
腸をキレイにするヨガ☆ 自律神経を整えて便秘解消! #177
③自律神経を整える
自律神経には、2種類があります。
ひとつは昼間や活動しているときに働き、心と体の状態を活発にする『交感神経(興奮・覚醒)』。
もう一つは夜間やリラックスしているときに活発になり、心と体を休ませる『副交感神経(リラックス)』。
この2つがうまくバランスを取りながら働いてくれているおかげで、私たちの健康や美容は保たれています😊
実は、腸の働きをコントロールしているのも、自律神経なんです。
ですから自律神経のバランスが乱れると腸の動きも乱れて、腸内環境が悪化してしまいます。
では、自律神経を整えるには、どうしたらよいのでしょうか。
主には以下の3つです。
(1)リラックスできる方法を持っておく
(2)質の良い睡眠をとる
(3)ホルモンバランスを整える
1.リラックスできる方法を持っておく
ストレスを感じると、交感神経(興奮・覚醒)が活発になりすぎてしまいます。
現代社会は、とにかくストレスが多いですよね。
自分で意識してリラックスできる方法を持っておくことが大切です。
私の場合は、ヨガやストレッチをやったり、アロマテラピー(※)や湯舟にゆっくり浸かるなどしてリラックスできる時間を作っています。
※アロマテラピーとは
植物がもっている香りを、美容や健康、心身の癒やしに役立てていく自然療法
お風呂は37~40℃程度のぬるめのお湯に15分ほど浸かることで体が温まり、リラックスできますよ♨
2.質の良い睡眠をとる
眠っている間は、副交感神経(リラックス)が活発になります。
そのため、睡眠不足になると自律神経が乱れ、その結果、腸内環境も乱れがちに。
睡眠時間を長くとるだけでなく、大切なのは『質の良い睡眠』をとることです。
わたしが質の良い睡眠をとるために行っていることは、以下の7つです。
今日からでも、すぐに始められるカンタンなことばかりですよ😊
詳しくは、こちらの記事でご紹介しています。
良かったら読んでみてくださいね。
3.ホルモンバランスを整える
自律神経と女性ホルモンは、強い関わりがあります。
女性は、月経・妊娠・出産・年齢によるホルモンの変化など、一生を通じてホルモンのリズムが変化し続けます。
この変化が、自律神経の働きに影響を与えるのです。
女性に、疲労感・倦怠感・頭痛・不眠や日中の眠気・肩こり・イライラ・憂うつなどといった『自律神経の乱れによる症状』が多く見られるのは、この為でもあります。
女性ホルモンを整える方法について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
女性が便秘になりやすい主な理由はこちらでした。
①女性ホルモンの作用
②筋力不足
③間違ったダイエット
④精神的な理由
そして、便秘改善のための美腸作りに大切な事は以下の3つでした。
①和食中心の食事を心がける
②簡単な運動を習慣にする
③自律神経を整える
美腸作りに大切な事を、生活の中に取り入れられることから少しずつでも実践して、便秘の原因を改善していきましょう!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
少しでも参考になれば嬉しいです⭐
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