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つらい時には、無理せず、悲しみのままに悲しんで・・・誰しも起こりうるペットロス


こんにちは、かおりです♪

この「しあわせあつめ」というブログでは、主に美容や健康についてのご紹介をしていますが、今日はリンパ腫で亡くなった愛犬の四十九日ということもあり、
今回はペットロスについて書こうと思います。


わたしもまだ、悲しいときもありますが、少しでも同じ様に辛い思いをされている方の、お役に立てればと思います。

 

 

 


目次

 

 

 

1.ペットロス症候群とは

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「ペットロス症候群」とは愛するペットが死別するなど、飼い主の元からいなくなった時に、飼い主に起こる様々な体の不調や、精神疾患のことをいいます。

 

ペットと家族同然に過ごす事によって培われた深い愛情や愛着が、ペットの「死」や行方不明などによって行き場をなくしてしまうことにより、心身に様々な症状がが現れます。

 

主に老衰や病気、安楽死尊厳死などの「死別」がペットロス症候群を引き起こす原因ですが、行方不明などの「生き別れ」によって発症してしまうケースもあります。

 

ペットロス症候群は、愛するペットと一緒に暮らしている飼い主ならば誰でも起こり得ることなのです。

 

 

 

 

2.ペットロスで見られる症状

 

ペットロス症候群では、最愛のペットを失ったショックから次のような症状があらわれます。

 

◆深く落ち込む

◆やる気がでない

◆喪失感

◆罪悪感

◆自分や獣医を責めてしまう

◆不眠

◆食欲不振

疲労

 

亡くなったペットのことばかり考えて何も手につかない、何をするにもやる気が出ないといった精神的な症状や、深い悲しみによって眠れない日や、食欲が出ない日が続き、頭痛やめまいといった体調不良に繋がる場合もあります。

 

急死や事故死などペットが前兆なく死を迎えたとき、現実を受け入れられずいつまでも実感が沸かないという人もいます。

 

他にも「もっと早く病院に連れて行っていれば」「あの時仕事に行っていなければ」と自分を責めてしまったり、「もっと、何かできること・してあげられることがあったかもしれない」と深い罪悪感を感じて、うつ病を患ってしまう方もいます。

 

いつも癒してくれた、愛情を惜しげなく注いだ、そんな愛おしくてたまらない
大切な存在を失い、深く落ち込むことは当然です。
心身を患ってしまうほど、ショックや悲しみが深いのも分かります・・・
それほど飼い主にとっては深刻な問題なのです。

 

ペットロスは何も特別な病気ではなく、ペットを愛する飼い主さんなら誰しも起こりうる症状なのです。

 

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3.悲しみの5段階

 

わたしの主人は、動物の専門学校の講師をしています。
その主人に教えてもらったことの1つが、この、ドイツの精神科医であるエリザベス・キューブラー・ロス博士が発表した「悲しみの5段階」という理論です。

 

ペットと死別した飼い主が回復するまでの心情の過程を、
「否認」➡「怒り」➡「交渉」➡「抑うつ」➡「受容」
の5段階に分けて表しています。

 

これはもともとは、リザベス・キューブラー・ロス博士が、200人もの末期ガン患者と面会し、「死を告知された人間が、どのような精神状態を経て自らの死に向き合っていくのか」を5つの段階として整理したものです。


もちろん、ペットと死別した人の全てがこの段階を踏むわけではありません。
しかし、今の自分がどの段階であるのか、そして、これからどのような段階を経て回復していくのかを知っておくことは早期回復に繋がります。


【否認】
ペットを失ったことを受け入れられない、死の事実に対して否定している状態です。
まだ生きているのではと考えたり、埋葬することを拒んだりしてしまうこともあります。
この否認の段階は、数分で抜け出せる方もいますが、数ヶ月かかる場合もあります。



【怒り】
ペットが死んでしまったことに対して、疑問や後悔の気持ちがどんどん大きくなり、その気持ちが高じて怒りの感情となる段階です。
「自分がもっと早く病気に気がついていたら」「なんで早く病院に連れて行かなかったのか」また、「元気なうちにもっと構ってあげれば良かった」など自分に対しての怒りや、「獣医師が適切な処置をしてくれなかったのでは?」など他人に対して怒りの感情を持つこともあります。

 


【交渉】
現状を回避するために念願する段階です。
「神様、どうかこの子を生き返らせてください」など、神様や仏様など、何かにすがることで一時的にでも現状から抜け出そうとします。



抑うつ
何もやる気が起きず、無気力な状態になる段階です。
ネガティブな考えにとらわれ、何も手に付かず、今まで好きだったことも楽しめなくなってしまいます。
ただひたすら落ち込み、悲しいという感情の中から抜け出せない状態です。
絶望的になり、人によっては自分も死にたいと思うことさえあります。


【受容】
ペットの死を徐々に受け入れていく段階です。
悲しみは残ってはいるものの、時間の流れと共に死の事実を実感し、好きなことも楽しめるようになります。
ペットのことを思い出すときも「きっと今頃、虹の橋のたもとで痛みも苦しみもなく、楽しく幸せに暮らしているだろう」とポジティブに考えられるようになります。

 


このような過程を経て、飼い主はペットの死を受け入れ、立ち直っていきます。
最愛の子を失った悲しみや喪失感は深く、「受容」に至るでは時間が必要です。
一緒に過ごした幸せな時間を素晴らしい時間を思い出し、感謝しながら、ゆっくりと自分の気持ちと向き合っていくことが大切です。

 

 

 

 

4.ペットロスの克服法

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【自分の気持ちと向き合う】


大切で大好きな愛犬を失って、悲しむのは自然なことです。
自分自身が大きく傷つき、深い悲しみの中で辛い状態だと認めることは、ペットロス症候群を克服する第一歩になります。

 

無理にやる気を出す必要はありません。
しばらくは自然に身を任せ、何もしない時期があってもいいと思います。


泣きたいときは一日中泣いていてもいいと思います。
横になっていたいときは、ずっと横になっていてもいいんです。

 

自分がしたいように、自分の気持ちに素直になって、自分が一番楽になれる状態で過ごすことが大切です。
無理して頑張ろうとせず、ゆっくりと心を休める時間を作ってくださいね。

 

 

【一人で抱え込まない】


ひとりで克服しようとせず、現在の辛い心境を誰かに話すこともペットロスの乗り越え方のひとつです。

 

愛しいペットを亡くした深い悲しみの感情を、自分だけで抑えるのは並大抵なことではありません。

 

あなたの悲しみをわかってくれる人は必ずいるはずです。
それに、誰かに話しを聞いてもらうだけでも、気持ちが落ち着くということもあるでしょう。

 

あまりにも辛すぎるときは、メンタルクリニックなどでカウンセリングを受けたり、
ペットロス専門のカウンセラーに相談したりすることをおすすめします。

 

アメリカではペットロスの相談窓口がたくさんあって、ペットを失った悲しみや苦しみ、ペットとの楽しい思い出などを聞いてくれるのだそうです。
多くの人は話を聞いてもらったことで、現実を受けとめることができるようになっていくといいます。

 


【ペットを弔う】


ペットの供養をすることもペットロスの克服に繋がります。

わたしは、葬儀をしたり、自宅に祭壇を作って毎日お水やご飯を供えたりすることで、愛犬が亡くなった現実を、徐々に受け入れられるようになっていきました。


葬儀は一緒に過ごす最後の時間で、その死を現実として受け入れ、愛犬との素晴らしかった暮らしをいい思い出に変えていくきっかけとなったと思います。

 

かけがえのないペットとの幸せな時間を思い出せば、涙も出てしまいますが、
優しい気持ちになり、少しは心を癒すことができますよ。

 

【思い出を残す】


ペットのお骨やの毛を使って作れる、キーホルダーやアクセサリーがあります。
他にも、アルバムや本など、ペットのメモリアルアイテム作る人もいますし、そっくりのぬいぐるみを作ってくれるサービスもあります。


形見として持っておくことで「今もいつも一緒にいる」と思うことができ、気持ちの拠り所になってくれるかもしれません。

 

【新しいペットをお迎えする】


これには様々な考え方や価値観があると思いますが、ペットを亡くした方がその悲しみを癒すきっかけとして、新しいペットを迎える飼い主さんも増えています。

 

とはいえ、悲しみが深すぎる別れの直後に、無理をして新しいペットを飼い始めても
余計に症状を悪化させてしまう場合もあるので、タイミングを見誤らないように
気をつけなければなりません。


気持ちの整理がつき、亡くなった子に対して心から感謝できるようになったとき、
新しいペットを迎えて愛情を目一杯注ぐということも、ペットロスの悲しみを癒してくれる一つの方法でもあるかもしれません。

 

 


5.ペットロス症候群の対策

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【ペットは人間より寿命が短いということを理解する】


一般的なペットの平均寿命はから考えて、ペットは人間よりも先に亡くなる場合がほとんどです。
これは、ペットの最期を見送ることが飼い主の大切な役目であるとも考えられるのではないでしょうか。

 

元気なうちから、健康管理や不慮の事故などに気をつけ、ペットとの毎日を大切に過ごすことが結果としてペットロス対策に繋がるのかもしれません。

 

 

【ペット繋がりの友人を作る】


ペット繋がりの友人を作っておくことも、ペットロスの予防法に繋がります。

自分と同じようにペットを大切にしている人には、素直な心境を打ち明けることができ、また理解をしてくれることが多いので悲しみも緩和されやすいでしょう。

 

同様な経験をしている人と話をしたり、掲示板などを活用するなどで
アドバイスを得られる場合もあります。

 

 

6.虹の橋

 

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 作者不明の詩です。
愛おしい大切な家族を失った悲しみは、とてもとても大きなものですが、
いつかはまた一緒に楽しい日々が過ごせると信じさせてくれます。

 

 

 

天国のちょっと手前に
虹の橋と呼ばれる場所があります。
この世界で誰かと特に親しかった動物は死を迎えると、虹の橋に行くのです。
そこには親しかった彼らのために用意された草地や丘があり、
動物たちは一緒に走ったり遊んだりできるのです。

 

豊富な食べ物に水、お日様の光があり、
動物たちは暖かく心地よく過ごします。

 

病にかかったり年老いた動物たちは皆、健康になって元気になります。
傷ついたり不自由な体になった動物たちも、また元通りになって力強くなります。
まるで、過ぎ去った日々の夢のように。


動物たちは幸せで充実していますが、一つだけ小さな不満があります。
みんな、とても特別な誰かと、残してきた誰かと会えなくて寂しいのです。


彼らは一緒に走ったり遊んだりしています。
しかし、ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、身体はしきりに震え出します。
突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。

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彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。

 

幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。

 

それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。

 

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7.ペットロスの人が周りにいたら

 

自分の周囲の人がペットロスになったとき、どのように接したらよいでしょうか。
少なからず戸惑ってしまう方が多いでしょう。

 

 

ペットロスの人を励ますときには、以下のようなことに気をかけてあげると
良いかもしれません。


わたしが愛犬を亡くしたとき、家族や友人にこのようなことをしてもらえて
本当に助けられました。

 

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◆何をするわけでも、話すわけでなくても一緒にいてあげる。
 それだけでも心の支えになります。


◆(話せる状況になったら)亡くなったペットの話を聞いてあげる


◆相手の価値観に合わせ、相手が心から悲しめる状況にする


◆お花やお線香を贈る


◆ペットの死後の手続きを手伝ってあげる 

 

ペットロスに対して本人自身ができる最も効果的な克服方法は、
無理せず悲しむがままに悲しむことです。
それができるような環境を作ってあげることが一番の手助けです。

 


8.最後に

 

今日はわたしの愛犬の四十九日です。
こんなに愛おしいと思った存在は、生まれて初めてでした。
唯一無二の存在でした。
今はまだ悲しくなることもあります。泣いてしまうこともあります。
でも、一緒に過ごした幸せな時間を思い出せば、また愛おしい気持ちが蘇り、
優しい気持ちになり、心から感謝することができます。
「14年間、本当にたくさんの愛情と幸せと喜びを本当にありがとう」
という思いでいっぱいです。


人生の中で一番辛い出来事は、「大切な人の死」ではないでしょうか。
そして、ペットの死もまた、同様です。

 

辛い時には、無理せず、悲しみのままに悲しんで、たくさん泣いてください。
悲しみを癒すには、それが一番でした。
そして、ペットロスを経験したことのある人や、気の知れた友人に話しを聞いてもらうことで気持ちが落ち着き、現実を受け入れられるようになっていきます。


無理して頑張ろうとせず、ゆっくりと心を休める時間を作ってくださいね。


最愛のペットを亡くして、今深い悲しみの中で辛い思いをされている方の、ほんの少しでもお役に立てていたら嬉しいです。
読んでくださって、ありがとうございました。

 

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